障害福祉事業の請求はどうすればいいの?請求システムのおすすめは?~パート②~

コラムそのほか

悩む人障害福祉事業を始めてみたいけど、お金の仕組みはどうなっているのか、そもそも、どのように成り立っており誰に何を請求したらいいのか、、、そんな困りごとはありませんでしょうか?
障害福祉事業のお金の流れについては、別記事で触れておりますので、そちらも併せてご確認ください!!

今回は、具体的な障害福祉事業の請求方法について、パート①に引き続き、おすすめ請求システムの紹介やシステムの設定方法についてご紹介させていただきます!

パート①「請求の流れ④請求データの作成」時におすすめ請求システムを紹介

①しょーあっぷ

しょーあっぷロゴ障害福祉事業の中でも、障害者グループホームの事業を行う上で利用するならしょーあっぷがおすすめ!障害福祉事業の請求に関する専門的な知識を持ったカスタマーセンターが対応に当たります。

システム概要

障がい者グループホームの運営・請求一括管理システム

特徴

  • 障がい者グループホームに対応
  • 画面がシンプルなので、直感的に操作ができ、使い方が簡単
  • 令和3年4月施行版「報酬改定」に対応
  • 毎月の運営計画、日々の業務管理、国保連合会への請求までこのシステム1つで対応
  • シフト自動作成機能で効率的な業務運用

    主な機能

    • 請求管理(実績記録、請求、利用者管理、建物管理、事業所管理、実費マスタ)
    • 運営管理(個別支援計画の管理、業務日誌の記録、シフト管理)
    • リンク集(FAQや操作方法、設定方法を集約)

    料金体系

    基本利用料、利用者1名につき1,100円
    上限月額 16,500~22,000円
    参照:しょーあっぷホームページ

    ②カイポケ

    カイポケロゴ

    障害福祉事業から介護福祉事業まで、業務を効率化するためのツールが幅広く取りそろえられております。また、国保連合会への請求までの専用のレセプト機能を有しています。

    システム概要

    福祉事業全般の運営・請求一括管理システム

    特徴

    • システム切り替えもスムーズ!安心のサポート体制
    • 介護記録はクラウド上に管理
    • ボタン1つで安心の国保連合会へ請求可能
    • タブレット・スマホ記録で業務効率化
    • 豊富な経営支援機能

    主な機能

    請求・財務・会計・営業・業務効率化・総務・購買・開業支援・人事・労務・その他

    料金体系

    カイポケ利用料金
    参照:カイポケホームページhttps://ads.kaipoke.biz/

     

    ③ノウビー

    ノウビーロゴ

    請求システムとして障害福祉支援施設の業務サポートに特化しているknowbe(ノウビー)ですが、請求業務だけでなく業務日誌や支援記録など、ケース記録にも対応しています。

    システム概要

    障害福祉支援施設に特化した業務効率化サービス

    特徴

    • 請求と記録が連動
    • シンプルは画面のため、操作が簡単
    • いつでもどこからでも情報管理が可能なクラウドシステム
    • 1か月単位の契約制度

    主な機能

    ・利用実績管理・請求機能・記録機能(定型文昨日、カスタマイズ機能)・作業時間管理・セルフケア機能・自己学習プログラム・職員向けプログラム

    料金体系

    初期費用、サポート費用、システム改修費用などは一切かからず、月額のご利用料のみで利用可能。あったプランを提案するので、詳しくは問い合わせ。

    参照:ノウビーホームページhttps://knowbe.jp/

    ④簡易入力システム

    システム概要

    障害福祉事業の居住支援系・訪問系・日中活動系・計画相談・通所系に関する請求業務に対応しているシステムです(国保連合会への請求のみ)。

    特徴

    • 国保連合会が管轄しているシステム
    • 請求業務対応(国保連合会への請求のみ)
    • 機能が大分制限されている一方、低コストで導入が可能
    • 利用者向けの請求データ作成は不可
    • 他の書類との連動がされていないため、転記・複数回の入力業務が発生
    • 国保連合会への請求ソフトは、CD-ROMからパソコンにインストールするタイプのソフトのため、1台のパソコンでしか操作ができない

    主な機能

    請求業務対応(国保連合会への請求のみ)

    料金体系

    無料(電子請求受付システム利用時の証明書代金は発生します。詳しくは次のブロックへ!!)
    参照:電子請求受付システム操作マニュアル
    https://www.kokuhoren-miyazaki.or.jp/support/docs/eInvoicing_06.pdf

     

    パート①「請求の流れ⑤請求」時に必要な、電子請求受付システムの利用方法

    • 費用:障害者総合支援 7,800円・介護・障害共通 13,900円
    • 有効期限:3年
    • 支払い方法:電子証明書発行手数料を事業所への給付費の支払いと相殺
    • 請求パターン1:国保連合会の簡易入力システムを使用した場合
      簡易入力システムに備わっているデータ送信機能を使用し送信します。
    • 請求パターン2:市販システムを使用する場合
      市販のシステムには請求を送信するための機能は備わっていないため、国保連合会への電子請求受付システム内にある取込み送信システム(送信機能のみ)「取り込み送信V2」をパソコンにダウンロードし、それを使用して送信します。

    電子請求受付システムの設定方法

    1. 事業の指定を指定権者より受けると、指定権者より「電子請求登録結果に関するお知らせ」が届き、「電子請求受付システム」の登録に必要な書類が送付されます。
    2. 「電子請求受付システム」(http://www.e-seikyuu.jp/)と検索し「障害者総合支援の請求はこちら」を選択します。
    3. 右上に表示される「ログイン」を選択します。
    4. 「電子請求登録結果に関するお知らせ」に同封された資料の中に、テスト用IDと本番用IDがあるので、それらを使ってログインします。その後、新しいパスワードの設定を行いましょう。
    5. ログインが完了した画面右上に「証明書」の表示があるのでそれを選択し、①に同封されている、「証明書発行用パスワード」を入力します。
    6. 「証明書の発行履歴」から、状況を確認し「発行済み」になったら、「証明書をダウンロードする」を選択し、ダウンロードを行います。※証明書が発行されるまで、時間がかかる場合がありますので、余裕をもって設定を行いましょう。
    7. ダウンロード時に、秘密のキーパスワード入力を求められるので「証明書発行用パスワード」を入力し、次に進みます。
    8. 証明書のインポートが完了後、ログイン画面に戻ると、証明書の左横に「ダウンロード」の表示があるので、それを選択します。
    9. パターン1:国保連合会の簡易入力の場合
      「簡易入力システム(障害福祉サービス)」をダウンロードします。
    10. パターン2:市販システムを利用する場合
      「取込送信V2」をダウンロードします。
    11. パターン1:国保連合会の簡易入力の場合
      「簡易入力システム(障害福祉サービス)」で請求情報を作成し、そのままデータ送信機能で請求書を国保連合会へ送信します。
    12. パターン2:市販システムを利用する場合
      市販システムで作成した請求データを一度パソコンにダウンロードし、取込送信V2の該当箇所から参照してデータを添付し、「実行」にて、国保連合会へ送信します。

    利用料振り込みの口座登録方法

    電子請求受付システムの設定方法

    • 「電子請求登録結果に関するお知らせ」に同封されている「障害福祉サービス費等の請求及び受領に関する届」に給付費を振り込む口座情報を記入します。
    • 「障害福祉サービス費等の請求及び受領に関する届」と法人実印の印鑑証明書、振り込み口座の預金通帳等の写しの3点を国保連合会へ返送します。

    障害福祉事業の請求まとめ

    いかがでしたでしょうか?障害福祉事業を始めるためには、国保連合会への請求に当たって、さまざまなシステムが作成されています。

    福祉システムを導入する際には、予算の確認、機能とニーズのマッチング、操作の容易性、サポート体制、そしてセキュリティ対策をしっかりとチェックし、自身の事業所にあったシステムを導入することが、効率的な業務運営と高品質なサービス提供につながります。導入のメリットとデメリットを総合的に考慮し、事前の調査と検討を重ねることが成功の鍵となりますので、ぜひ参考にしてください。

     

     

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