障がい者グループホームの運営書類③ ~サービス提供実績記録票の作成方法~

コラム

障害福祉事業は行政から許認可を受けて行う事業です。そのため、運営にも様々なルールが存在し、必ず作成をしなければならない書類や、必要項目が存在します。

毎日作成が必要な書類の中に「サービス提供実績記録票」が存在します。共同生活援助(障がい者グループホーム)の請求時にも必要となるサービス提供実績記録票とは、どんな書類なのか、詳しく見ていきましょう。

書類

 

■サービス提供実績記録票とは?

サービス実績記録票とは、障がい者が受けた障がい福祉サービスの実績を記録する書類のことです。

この書類は、障がい者支援施設やサービス提供事業者が、支援内容や利用者の状況を記録し、適切な支援を提供するために必要なものです。

また、請求時にはサービス提供実績記録票の提出が求められ、その内容に基づいて、各自治体が支払う訓練等給付費を決定します。事業所の収入の面でも、重要な役割を果たす書類となります。

 

■サービス提供実績記録票の必要項目

共同生活援助におけるサービス提供実績記録票は、定められたフォーマットがあります。

利用日に合わせて、通常の支援以外に加算にかかわる支援を行った場合、それらを決められた文字や数字で入力し、サービスを提供した日に関しては、利用者確認欄に必ず利用者確認が必要となります。確認方法は、印以外にも、本人が確認したことがわかる方法で問題ありません。

サービス提供実績記録表の必要項目は、以下の通りです。

・受給者証番号

・利用者氏名

・事業所番号

・事業所名

・サービス提供の状況

・住居外利用の有無

・退去後支援 

・夜間支援等体制加算の有無

・入院時支援特別加算の有無

・帰宅時支援加算の有無

・日中支援加算の有無

・医療連携体制加算の有無

・自立生活支援加算(Ⅰ)(Ⅱ)の有無 

・集中的支援加算の有無 

・利用者確認欄

・(外部サービス利用型の場合)外部サービス利用型共同生活援助計画の時間数

・(外部サービス利用型の場合)サービス提供時間

・(外部サービス利用型の場合)算定時間数

・(外部サービス利用型の場合)利用人数

※印は、令和6年度報酬改定で追加、修正となった項目

 

■サービス提供実績記録表フォーマット

記入例

実績記録票 1

 

サービス提供実績記録表

 

■しょーあっぷでできること

「実績記録」機能

給付費請求に関するサービスの提供実績を入力し、そのままフォーマットに合わせて作成・印刷が可能です。

実績記録で作成したデータは、「請求」機能から、該当の年月を選択すると、エクセルもしくはPDFの形にてダウンロードすることができます。

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、「サービス提供実績記録票」についてみてきました。

請求にも必要となるこちらの書類に関しては、定められたフォーマットがあり、さらには利用者確認が必要な書類となりますので、しっかりと事業所で保管をしましょう。

また、運営に必要な書類一覧でもまとめましたが、利用者のサービス利用にかかわる書類は、5年の保管義務があります。こちらの書類も該当しますので、しっかりと利用者確認されている書類を事業所にて保管してください。

 

しょーあっぷでは、「サービス提供実績記録票」以外にも、日々作成が必要な「業務日誌」、月々で作成が必要な「利用者請求書・領収書」「国保連請求書・明細書」「代理受領通知書」、その他「個別支援計画に関する書類」「シフト表」「契約内容報告書」等々、必要書類をシステム上で作成・管理することが可能です。

利用者さんごとの料金設定の変更や棟ごとの設定・利用者管理、その他職員の管理も対応しているソフトですので、気になる方はお気軽に下記よりお問い合わせください。

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